子どもの福祉A班
【テーマ】子どもの福祉にかかわる新しい仕事
【取材先】田村光子先生
植草短期大学講師、児童福祉系を専門とする子どもの現場に関する委託事業を受け持つ
【メンバー】北野志歩 鈴木大地 高橋拓也 野崎孝太 久野奏貴
私たちのグループは千葉大学の特別支援教育特別専攻科出身で小学校の教育免許を持っている田村光子先生に、子どもの福祉についてお話を伺いました!
その理由は!
→みなさん〝こどもカフェ〟という団体を知っていますか?この団体は、家庭や学校に居場所がなく、見守りが必要な子どもたちを支え、一緒に勉強したり、親や学校の先生にも言えないことを気軽に相談したり、また、仲間と遊んだりするなど、子どもたちにとって安全・安心で気軽な居場所を提供し、だれもが自由に遊び、そして学びながら地域全体で子どもを育てていくことができる場所としての機能を目指して活動している団体です。私たちは子どもの福祉について千葉県内で探しているうちに、この〝こどもカフェ〟という団体に興味を持ち、そこから子どもの福祉について考えてみたいと思ったためこの記事を書こうと思いました。(田村先生はこのこどもカフェでボランティアとして活動されている)
それでは早速、田村先生に子どもの福祉についてインタビューしてみましょう!
Q1,どのような経緯で福祉関係の仕事に就くようになったのですか?
A) 福祉の方へ進んだきっかけは母から学校の放課後の子供たちを見てほしいというボランティアの誘いが来て、それをやってみたところ、家にいても一人でいれず、ずっと手を握っていないと居られない子や、家で騒ぎ出すなど何をするかわからない子、特別な障害があって寄り添ってご飯を食べさせないといけない子などと出会い、福祉について興味を持ち始めたから。
Q2,こどもカフェを運営する上での苦労は?
A) 発する言葉に気をつけなくてはならないこと。両親がいるのが普通というわけではなく、中には片親もいるしあまり親に干渉されない子もいる。そのためこちらが普通と思って話した内容が子供を傷つけてしまうこともある。また、発達が遅いとまでは言い切れないが、自分の感情を抑制しきれない子もいる。そのような子には叱り方に注意をとても払う。このように小さいことではあるが、実際には大きな影響を与えるような要素が多くあること。参考程度だが、特別支援の子(そこにいた子)の母は専業主婦が多く、それは、子どもが施設や学校から帰るときに一人で帰れなくなり、お迎えに行く必要があるから。
Q3,新しい福祉の仕事として現在どのようなものがありますか?
A)
①障害のある子の家まで行ってご飯を作ったり、世話をしたりするようなものがある。普通のように聞こえるがこのような仕事が出てきたのはごく最近のことで、家政婦とは違って家の仕事をするのではなく、子どもの世話に特化した仕事である。
②最近はよくわからない空地というものがなく、子どもたちが自由に集まって遊べる場所がないので、そのような場所を提供してあげること。イメージ的には、ドラえもんに出てくるあの公園のような、空き地みたいなとことにみんなが集まって遊べる場所のこと。最近は便利になってきている分、無駄な場所(と言ったら過言かもしれない)がなくなってきているため、このようなことが必要になっている。
まとめ
福祉として子どもに焦点を当てると、その子にとっての「居場所」を作ってあげることが大切であると考えた千葉市が植草大学に委託したところ、田村先生がそれを引き受け、子どもカフェという名の子どもの「居場所」をつくってみた。そこでは「みんな」を受け入れているが、様々な環境の子供がいるため、一人一人に寄り添ってあげることが大切となってくるため、こどもカフェで活動する大人たちにも能力が求められてくる。美浜区高洲にあるこどもカフェはまだ新しくモデル運営であり、こういった場所を増やしていくことも新しい福祉の仕事である。
高洲にあるこどもカフェのHPはこちら
~インタビューを終えて~
親や周囲の環境により、自ら望まずに居場所をなくした子どもたちにとって、こどもカフェのようなところは自分の居場所を見つけるきっかけとなるので、これから新しい福祉として発展させていくことが大切だと感じました。
また、自分と環境の違う場所にいる子供たちが自分の当たり前にやっていることをまるでできていない、そういう現状を聞いて今の自分の状況のありがたさや、また、恵まれない環境でのキャリアの積み重ねることのむずかしさを思い知りました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
もし、今自分の居場所がわからなくなっているならば、一度こどもカフェに足を運んでみてはどうでしょうか?
【テーマ】子どもの福祉にかかわる新しい仕事
【取材先】田村光子先生
植草短期大学講師、児童福祉系を専門とする子どもの現場に関する委託事業を受け持つ
【メンバー】北野志歩 鈴木大地 高橋拓也 野崎孝太 久野奏貴
私たちのグループは千葉大学の特別支援教育特別専攻科出身で小学校の教育免許を持っている田村光子先生に、子どもの福祉についてお話を伺いました!
その理由は!
→みなさん〝こどもカフェ〟という団体を知っていますか?この団体は、家庭や学校に居場所がなく、見守りが必要な子どもたちを支え、一緒に勉強したり、親や学校の先生にも言えないことを気軽に相談したり、また、仲間と遊んだりするなど、子どもたちにとって安全・安心で気軽な居場所を提供し、だれもが自由に遊び、そして学びながら地域全体で子どもを育てていくことができる場所としての機能を目指して活動している団体です。私たちは子どもの福祉について千葉県内で探しているうちに、この〝こどもカフェ〟という団体に興味を持ち、そこから子どもの福祉について考えてみたいと思ったためこの記事を書こうと思いました。(田村先生はこのこどもカフェでボランティアとして活動されている)
それでは早速、田村先生に子どもの福祉についてインタビューしてみましょう!
Q1,どのような経緯で福祉関係の仕事に就くようになったのですか?
A) 福祉の方へ進んだきっかけは母から学校の放課後の子供たちを見てほしいというボランティアの誘いが来て、それをやってみたところ、家にいても一人でいれず、ずっと手を握っていないと居られない子や、家で騒ぎ出すなど何をするかわからない子、特別な障害があって寄り添ってご飯を食べさせないといけない子などと出会い、福祉について興味を持ち始めたから。
Q2,こどもカフェを運営する上での苦労は?
A) 発する言葉に気をつけなくてはならないこと。両親がいるのが普通というわけではなく、中には片親もいるしあまり親に干渉されない子もいる。そのためこちらが普通と思って話した内容が子供を傷つけてしまうこともある。また、発達が遅いとまでは言い切れないが、自分の感情を抑制しきれない子もいる。そのような子には叱り方に注意をとても払う。このように小さいことではあるが、実際には大きな影響を与えるような要素が多くあること。参考程度だが、特別支援の子(そこにいた子)の母は専業主婦が多く、それは、子どもが施設や学校から帰るときに一人で帰れなくなり、お迎えに行く必要があるから。
Q3,新しい福祉の仕事として現在どのようなものがありますか?
A)
①障害のある子の家まで行ってご飯を作ったり、世話をしたりするようなものがある。普通のように聞こえるがこのような仕事が出てきたのはごく最近のことで、家政婦とは違って家の仕事をするのではなく、子どもの世話に特化した仕事である。
②最近はよくわからない空地というものがなく、子どもたちが自由に集まって遊べる場所がないので、そのような場所を提供してあげること。イメージ的には、ドラえもんに出てくるあの公園のような、空き地みたいなとことにみんなが集まって遊べる場所のこと。最近は便利になってきている分、無駄な場所(と言ったら過言かもしれない)がなくなってきているため、このようなことが必要になっている。
まとめ
福祉として子どもに焦点を当てると、その子にとっての「居場所」を作ってあげることが大切であると考えた千葉市が植草大学に委託したところ、田村先生がそれを引き受け、子どもカフェという名の子どもの「居場所」をつくってみた。そこでは「みんな」を受け入れているが、様々な環境の子供がいるため、一人一人に寄り添ってあげることが大切となってくるため、こどもカフェで活動する大人たちにも能力が求められてくる。美浜区高洲にあるこどもカフェはまだ新しくモデル運営であり、こういった場所を増やしていくことも新しい福祉の仕事である。
高洲にあるこどもカフェのHPはこちら
~インタビューを終えて~
親や周囲の環境により、自ら望まずに居場所をなくした子どもたちにとって、こどもカフェのようなところは自分の居場所を見つけるきっかけとなるので、これから新しい福祉として発展させていくことが大切だと感じました。
また、自分と環境の違う場所にいる子供たちが自分の当たり前にやっていることをまるでできていない、そういう現状を聞いて今の自分の状況のありがたさや、また、恵まれない環境でのキャリアの積み重ねることのむずかしさを思い知りました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
もし、今自分の居場所がわからなくなっているならば、一度こどもカフェに足を運んでみてはどうでしょうか?