【テーマ】障害者を持つ人の雇用に関わる仕事
【取材先】特定非営利活動法人ワークス未来千葉 千葉障害者就業支援キャリアセンタ
ー センター長 藤尾 健二さん
【メンバー】 勇恭子 前野美夢 鈴木貴子 末永眞子 駒崎菖
私たちは「障害を持つ人の雇用にかかわる仕事」というテーマのもとに、千葉市美浜区にある千葉障害者就業支援キャリアセンターを取材しました。まずこのセンターはどういった所なのかということについて説明します。
このセンターは、障害があるが働きたい!という方の支援や障害者を雇用する立場にある事業主の方への支援を行うセンターです。
「皆が当たり前に障害者を雇用する環境が本来のもの。でもそれができないからこのセンターがあるんです。例えば受け入れる会社に理解がなかったりノウハウがなかったり、働く側にそういう気持ち、準備、スキルがなかったり。そこの穴埋めをするためのセンターなんです。」というお話でした。
では次に、取材の内容や分かったことなどを紹介していきます。
外から見た建物の様子
質問1 事業主の方への支援を行っているということですが、どのくらいの企業から申し込みがくるのですか?
「障害者雇用促進法というものに、どのくらいの障害者を企業が雇用しなければならないかということが決められていますが、その対象企業については平成22年に改正があり、就業者数が301人を超える企業から200人を超える企業になりました。
また、平成27年にまた法の改正があり100人を超える企業になります。このことから、
小さい規模の会社も相談にきます。業種はありとあらゆるものです。入ってない業種
を探す方が大変かも。」
☆リンク☆
厚生労働省ホームページ 障害者雇用対策について
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/shougaishakoyou/index.html
質問2 ここで訓練をした人はどのような職についているのですか?
「いろいろな職に就いています。有名テーマパークののバックヤードとか、空港で行機の機内でのシートのセットとか。大卒の社員と同じ条件で働く人もいます。しかし、能力の限界はあるのでみんなが同じ職に付けるとは限りません。一般の人と同じで、希望と能力の合う合わないはあります。
ただ、障害者だからダメ、と切ることのないよう私たちはサポートしていかなければ
ならないと思っています。課題としては、正社員としての雇用が少ないことですね。」
質問3 どのような形で訓練を行っているのですか?
「基本は技術を身に付ける訓練ではないので職業習慣(時間管理・身だしなみ、言葉遣い、挨拶等に気を付け集団の中で生活すること・会社のルールに合わせて生活すること)を身に付けます。
技術的なことは他の施設にリファーします。ここが全てじゃなく、それぞれの目的によって利用するものも変わってきます。」
どういった施設と連携しているのですか?
「ハローワーク、県にも千葉市にもある発達障害者支援センター、特別支援学校、医療機関等ですね。特に医療との関係は切っても切り離せないものです。
連携を取るために、ネットワーク会議を2月に1回開いています。」
質問4 仕事のサポートの他に心のサポート等はどのように行っているのですか?
「このセンターは職業リハビリテーションの役割をしているので、かなり厳しいです。朝は唱和から始まるんですよ!当然いやだと思う人も出てきますね。そういった話を聞いてあげたりする部分は、他の連携している施設に助けてもらいます。
役割分担が大事なんです。」
質問5 やりがいを感じる時はどのような時ですか?
障害のある人たちの中には、親が過保護になってしまうなどの理由で、様々な経験をするチャンスを得ることなく一生を過ごす方も多くいます。それは、ある意味不幸な事かもしれない。もっといろいろなことができるチャンスがあったかもしれないのに。
この仕事を通してもっといろいろなことを経験してほしいと思います。やりがいとは言えないかもしれないけど、そういう所なのかも。
質問6 はじめにこのしごとにつこうと思った経験はありますか?
「もともとは北海道でホテルマンをやっていて。食うに食えなくなって転職したのが障害者を雇用することを目的として作られた会社でした。
特例子会社といって、大企業が障害者雇用を進めるために設立する子会社です。
そこで障害者と関わった経験が大きいと思います。」
なぜ働くのか?
「なぜ障害者が働かなければならないのか、当然食べていけないからということはあります。しかしそれだけでなく、仕事は自分が社会に参加していることを実感するとても重要な場所であり、生きる希望や喜びにつながるんです。障害者に限らず、働ける人は働かなければ堕落してしまうと思います。」
訓練風景
この仕事に向いている人は…
私たちは自分の経験した経験値の中から支援していかなくてはならない。いろいろなことを受け入れられることがベースになってきます。だから人生経験豊富な人の方がどんと構えてられる。本人があわてちゃうような人だとやっぱり支援はできない。
障害者のことを分からないからこわくて嫌いって思っちゃう人が多い。分からないから怖い、分からないから嫌い、関わりたくないと思ってしまう人が多いと感じる。それが偏見につながる。
障害者の問題に限らず、今の日本にある様々な偏見を変えていくのは多分教育でしかないんだろうなと。育っていく過程の中でいろいろ学ぶ機会があるとすごくいいと思う。
あとは自分が好きな人は無理かもしれない。黒子なんですよ基本は。大切な役なんだけど前面には絶対に出てこない。一時は感謝されるけどすぐに忘れられる。それでいいんです。そうならなきゃいけない。会社と本人がうまくいっている関係っていうのは僕らがいらない関係なんです。そうならなきゃいけないので、それが寂しいとかいつまでも感謝されたいとかいう人は合わないですね。
★今回の取材を通して一番感じたことは、障害者を当たり前に雇用する環境が整っていればこのような施設は必要ないものなのだということです。障害者にとって良い環境ではないからこそこのような施設がある、ということを知っておかなければなりません。
また、働くことの意味や働き方について、もう一度よく考えてみる必要がありそうです。
☆リンク☆千葉障碍者就業支援キャリアセンターホームページ
http://www.syougaisya-career.or.jp/
【取材先】特定非営利活動法人ワークス未来千葉 千葉障害者就業支援キャリアセンタ
ー センター長 藤尾 健二さん
【メンバー】 勇恭子 前野美夢 鈴木貴子 末永眞子 駒崎菖
私たちは「障害を持つ人の雇用にかかわる仕事」というテーマのもとに、千葉市美浜区にある千葉障害者就業支援キャリアセンターを取材しました。まずこのセンターはどういった所なのかということについて説明します。
このセンターは、障害があるが働きたい!という方の支援や障害者を雇用する立場にある事業主の方への支援を行うセンターです。
「皆が当たり前に障害者を雇用する環境が本来のもの。でもそれができないからこのセンターがあるんです。例えば受け入れる会社に理解がなかったりノウハウがなかったり、働く側にそういう気持ち、準備、スキルがなかったり。そこの穴埋めをするためのセンターなんです。」というお話でした。
では次に、取材の内容や分かったことなどを紹介していきます。
外から見た建物の様子
質問1 事業主の方への支援を行っているということですが、どのくらいの企業から申し込みがくるのですか?
「障害者雇用促進法というものに、どのくらいの障害者を企業が雇用しなければならないかということが決められていますが、その対象企業については平成22年に改正があり、就業者数が301人を超える企業から200人を超える企業になりました。
また、平成27年にまた法の改正があり100人を超える企業になります。このことから、
小さい規模の会社も相談にきます。業種はありとあらゆるものです。入ってない業種
を探す方が大変かも。」
☆リンク☆
厚生労働省ホームページ 障害者雇用対策について
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/shougaishakoyou/index.html
質問2 ここで訓練をした人はどのような職についているのですか?
「いろいろな職に就いています。有名テーマパークののバックヤードとか、空港で行機の機内でのシートのセットとか。大卒の社員と同じ条件で働く人もいます。しかし、能力の限界はあるのでみんなが同じ職に付けるとは限りません。一般の人と同じで、希望と能力の合う合わないはあります。
ただ、障害者だからダメ、と切ることのないよう私たちはサポートしていかなければ
ならないと思っています。課題としては、正社員としての雇用が少ないことですね。」
質問3 どのような形で訓練を行っているのですか?
「基本は技術を身に付ける訓練ではないので職業習慣(時間管理・身だしなみ、言葉遣い、挨拶等に気を付け集団の中で生活すること・会社のルールに合わせて生活すること)を身に付けます。
技術的なことは他の施設にリファーします。ここが全てじゃなく、それぞれの目的によって利用するものも変わってきます。」
どういった施設と連携しているのですか?
「ハローワーク、県にも千葉市にもある発達障害者支援センター、特別支援学校、医療機関等ですね。特に医療との関係は切っても切り離せないものです。
連携を取るために、ネットワーク会議を2月に1回開いています。」
質問4 仕事のサポートの他に心のサポート等はどのように行っているのですか?
「このセンターは職業リハビリテーションの役割をしているので、かなり厳しいです。朝は唱和から始まるんですよ!当然いやだと思う人も出てきますね。そういった話を聞いてあげたりする部分は、他の連携している施設に助けてもらいます。
役割分担が大事なんです。」
質問5 やりがいを感じる時はどのような時ですか?
障害のある人たちの中には、親が過保護になってしまうなどの理由で、様々な経験をするチャンスを得ることなく一生を過ごす方も多くいます。それは、ある意味不幸な事かもしれない。もっといろいろなことができるチャンスがあったかもしれないのに。
この仕事を通してもっといろいろなことを経験してほしいと思います。やりがいとは言えないかもしれないけど、そういう所なのかも。
質問6 はじめにこのしごとにつこうと思った経験はありますか?
「もともとは北海道でホテルマンをやっていて。食うに食えなくなって転職したのが障害者を雇用することを目的として作られた会社でした。
特例子会社といって、大企業が障害者雇用を進めるために設立する子会社です。
そこで障害者と関わった経験が大きいと思います。」
なぜ働くのか?
「なぜ障害者が働かなければならないのか、当然食べていけないからということはあります。しかしそれだけでなく、仕事は自分が社会に参加していることを実感するとても重要な場所であり、生きる希望や喜びにつながるんです。障害者に限らず、働ける人は働かなければ堕落してしまうと思います。」
訓練風景
この仕事に向いている人は…
私たちは自分の経験した経験値の中から支援していかなくてはならない。いろいろなことを受け入れられることがベースになってきます。だから人生経験豊富な人の方がどんと構えてられる。本人があわてちゃうような人だとやっぱり支援はできない。
障害者のことを分からないからこわくて嫌いって思っちゃう人が多い。分からないから怖い、分からないから嫌い、関わりたくないと思ってしまう人が多いと感じる。それが偏見につながる。
障害者の問題に限らず、今の日本にある様々な偏見を変えていくのは多分教育でしかないんだろうなと。育っていく過程の中でいろいろ学ぶ機会があるとすごくいいと思う。
あとは自分が好きな人は無理かもしれない。黒子なんですよ基本は。大切な役なんだけど前面には絶対に出てこない。一時は感謝されるけどすぐに忘れられる。それでいいんです。そうならなきゃいけない。会社と本人がうまくいっている関係っていうのは僕らがいらない関係なんです。そうならなきゃいけないので、それが寂しいとかいつまでも感謝されたいとかいう人は合わないですね。
★今回の取材を通して一番感じたことは、障害者を当たり前に雇用する環境が整っていればこのような施設は必要ないものなのだということです。障害者にとって良い環境ではないからこそこのような施設がある、ということを知っておかなければなりません。
また、働くことの意味や働き方について、もう一度よく考えてみる必要がありそうです。
☆リンク☆千葉障碍者就業支援キャリアセンターホームページ
http://www.syougaisya-career.or.jp/

